ミャンマー聖地巡礼⑤ 絶景が広がる世界三大仏教遺跡

世界遺産バガンの絶景がすごい!

ミャンマー、次は世界三大仏教遺跡で世界遺産にもなっているバガンです。ヤンゴンから飛行機の国内線に乗って移動、ニュウンウー空港に着きました。

■ナッ信仰の聖地ポッパ山

まずはナッ信仰の総本山であるポッパ山に向かいますが、そこでスコールが。強烈な雨で道路は水浸し。なんとか昼食場所のポッパ山近くのレストランに着きました。雨期なので突然雲行きが怪しくなり雨が降りますが、食事をしている最中に雨はやみました。

食事の風景

ナッ信仰とはミャンマーに仏教が入る前の多神教的な土着宗教。神様というより精霊に近い感じのようです。隆起した岩山に寺院が立っているという不思議な世界なのですが、ここを登るには777段の階段を上がっていく必要があります。

ナッ信仰の聖地ポッパ山

かなりしんどいようで、地元の若い旅行関係のミャンマー人に聞くと、一度は登ったことがあるけど、2回目は挫折したと言ってました。他の人も登るのは大変だよと言われていたので、新垣さん、ソフィアさんと相談し、ポッパ山には登ることを諦めました。

■ミャンマー独自の日焼け止めタナカ

その代わり、ビルマ族の風習を伝える黒砂糖工房パイ村というのがあり、そこも面白いというので急遽行くことにしました。そこは現地の暮らしを伝えるような場所で、ヤシの実から作った黒砂糖、ミルクやお酒などを作って販売していたりしています。

黒砂糖工房パイ村
ビルマ族の生活の様子を伝えています。

ミャンマーを歩いていると女性や子供の顔に薄くクリーム色の粉のようなものを塗っているのをよく見かけます。今回、私たちを案内してくれたガイドの女性もクリーム色のようなものを塗っていました。これはタナカと呼ばれる、日焼け止めとして樹皮の部分をすりおろしたミャンマー独自の自然派化粧品です。

左はタナカをすりおろす道具、右はタナカをつけた女性(写真購入サイトより)
新垣玄龍さんとともに、二人ともタナカをつけています。

■建築も仏像も美しいアーナンダ寺院

その後、バガン仏教遺跡群に向かい、バガンで最も美しい建築とされるアーナンダ寺院へ行きました。ここの仏像が巨大であり、見る角度によって表情が変わり微笑んでいるように見えます。 アーナンダ寺院にて。頬がしろいのは、パイ村でタナカをつけたからです 。

アーナンダ寺院を背景に、頬にはタナカをつけています。

■来てみて大感動、バガンの風景が素晴らしい!

そして、いよいよバガンに沈む夕陽を見ようとビューイングタワーに登りました。もう、上がってビックリです。360度、信じられないような絶景が広がります。この広がる森から顔をのぞかせているのは11~13世紀のバガン王朝時代に作られたという仏塔群。その数3000を超えると言われています。

3000もの仏塔があるという世界遺産バガン(写真サイトより)

心を奪われる風景・・・素晴らしいです!
これは写真や映像ではなかなか伝えづらいです。
開放感に満ちた大自然と仏教寺院が融合した風景に圧倒され、癒されます。

世界遺産のバガンの全景を!

スコールが降ったため夕陽が見えないとのことです。超残念!

そして翌日は、再び、ヤンゴンに戻り、第二次世界大戦のビルマ戦線で命を落とした日本兵が眠る日本人墓地に行き、ヤンゴン市内でゆっくりして帰国の途につきました

Follow me!